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見学会情報

2025.10.20

無垢の木の家の家づくり 構造見学会

無垢の木の家、自然素材の家の屋根下地

屋根下地:水平構面を取るために野地板を斜め張りしています

ほんの10年ほど前までは合板や集成材は長く持たないので構造材には向かないとか

高温乾燥材は良くない天然乾燥、せめて低温乾燥などということをよく耳にしました

でも今はほとんど耳にしなくなりました

なぜでしょうか?

それもそのはず、もう天然乾燥の無垢の木とか扱ってる材木屋さんなど聞きません

無垢の木の材とはいえ、もはや早く乾燥できる人工乾燥が当たり前になってしまったからです。

構造材の合板も構造合板はプレカットでカットしてくれて

それを敷き、釘を打つだけで脚立なども立てれる安全な床になり

さらに水平構面の強度も簡単に取れてしまうのですから

 

それでは、10年ほど前に言われていたことはどうなんでしょうね?

今は合板のボンドも物がよくなっているから大丈夫とか湿気さえ防げば大丈夫と聞くこともありますが

まだ、年数からいって実績として示されたわけではないのではっきりしません

弊社も結構遅くまで乾燥の仕方などにもこだわっていたのですが

取引していたところも普通の人工乾燥に代わってしまって

自分の認識ではもう天然乾燥で製材してくれるところなんてもうないと思っていました

ところが、今回の施主様N様の要望が天然乾燥の無垢の木を使いたいのと

合板を使いたくないと言われました

昔の自分達の気持ちと共感するものはあったのですが、今はもうやってるところがないんですよね

と言ったのですが、N様は今も天然乾燥の無垢の木で製材をしてくれるところを探してきたのです

それも地元愛知県内で、 こんな近くにまだあったんだと驚きました。

そして、合板も使いたくないと言われました

ただ、合板を敷かないとなると耐震等級3を取るつもりでしたから、構造的にもとれるのか

床合板がないと作業上も安全でないし、建方も雨仕舞に時間がかかってしまうなど不安は多かったです

でも、N様の要望に応えたいと思い、無垢の木など自然な素材を推奨する無添加住宅の考えに近いなと思い

無添加住宅さんに無垢の木で水平構面を取る方法を知らないか相談しました

そうすると、ほんとに最近の話だけど無垢の木で水平構面が取れる工法が承認されたという話を聞きました

その工法を紹介していただきました。それが、GA斜め張り工法です

岡崎市の無垢の木の家、自然素材の家なら石原建築

屋根下地:水平構面を取るために野地板を斜め張りしています(下から見た)

 

無垢の木の家、自然素材の床下地

構造合板の代わりに無垢の木の板で床下地、構造合板を使用せずに耐震等級3を確保

大工さんも初めての工法ですし、合板と比べるとかなり面倒な工法ながら丁寧に施工していただきまして

下地なので見えなくなってしまうのがもったいないです

見に来た検査員の方もこんな工法初めて見たとおっしゃっていました

木材もやはり天然乾燥だとしっとりとしてて中身がぼそぼそした感じがないですね

完成してしまってからでは見れない貴重な構造の見学会です

 

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