MENU

家造りのお役立ち情報

家造りのお役立ち情報

ここでは、家を作るにあたって気をつける点、資金の事、最新のトレンド、
お役立ち情報など様々な情報をお届けします。

高断熱高気密住宅に向かない人

2018.07.21

高断熱高気密住宅に限らずに何事も万人に向くわけではないですよね。

あくまでも私が考える限りですが次の項目にあてはまる人は

高断熱高気密住宅には向かないかもしれません。

・現在の生活で冬はガスファンヒーターや石油ファンヒーターなどをよく利用している方

・現在の生活で1年を通してエアコンをつける期間が短い方

・現在の生活で窓を開けて過ごすのが好きな方

高断熱高気密住宅は確かに一年を通して温度差は少なく常に快適な温度を保っているでしょう。

しかし、高断熱高気密住宅で最も快適に過ごすためには窓は締め切り

常にエアコンをつけている生活に変えてこそのことです。

高断熱高気密住宅の家は夏に窓を開けてしまうと湿気が入ってしまい、

かえって暑くなってしまうことがあるって知ってましたか

また、高断熱高気密住宅でのガスファンヒーター等の使用は厳禁です。

 

上記3点にあてはまる人は新築を機会に現在の生活スタイルを変える必要があるということです。

しかし、人ってそう簡単に生活を変えられるものではありませんよね。

そして、なかなか生活を変えることはできずに

高断熱高気密住宅にしても高断熱高気密住宅の快適さを享受できなかったり

それを快適とは思えないということになるのではないでしょうか?

もちろん省エネやあったかい家のためにはある程度の高断熱高気密気は必須だと思いますが

私としては高断熱高気密性能が高いほうがいい家というのはちょっと違う気がします。

車を引き合いに出してみんな燃費がいい車を選びますよねって言いますが、

それを言うならエアコンを全く使わないのが一番燃費がいいでしょう。

その理論は今の家は換気も空調も24時間すべて機械任せでしている前提で言ってますよね。

私自身は最近はすぐにエアコンを使ってしまいますが、もちろん周辺環境にもよるのでしょうが

なかには今でもエアコンをほとんど使わない方もおられます。(それが良いか悪いかは別として)

それぞれの人の暮らし方に合った家がいい家なのではないでしょうか

自分に合った暮らし方も考えてみましょう。新築後の暮らしを想像してみましょう。

高気密な家はそれはそれで、住まい方にも今までになかった注意が必要になってくるんです。

 

また、一つのエアコンで全室暖かい家と聞くとすごいいいと思いますが、

全室に暖かい空気が届くように壁を目線より上はなしにして壁上部は隣室とつながった部屋にしたりしますが、

当然、暖かい空気だけでなく声なども通じてしまうのでプライベートを重視する人には向きません。

プラスの面ばかりに目が行きがちですが、それにより起こってしまうことにも目を向けましょう。

新築後の毎日の生活のことですから、自分のこれからの暮らし方もよく考えてみましょう。